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【気味悪すぎ】不条理な怪奇ホラー映画『バイオレンス・ボイジャー』公開

バイオレンス・ボイジャー メイン
万能なデジタル・テクノロジーが隆盛を誇るこの21世紀に、アナログの底力をまざまざと見せつける唯一無二の映画が誕生! その名も『バイオレンス・ボイジャー』が、5月24日(金)よりシネ・リーブル池袋ほかにて日本公開されることが決定いたしました。

本作の魅力は、なんと言っても、アニメーションと漫画(劇画)を融合した表現方法である“ゲキメーション”作品にして、ホラーだけでなく、アクション、コメディ、クライム、ドラマ、ファンタジー、ミステリー、ロマンスなど、あらゆる要素を詰め込んでいるという点でしょう! てんこ盛りっ!

監督である宇治茶さんは、監督のほか、脚本・編集・キャラクターデザイン・作画・撮影の6役を一人でこなし、3年もの歳月を掛けて本作を完成させたそう。作画枚数は、キャラクターの絵だけでも3000枚以上にのぼるとのこと。こりゃ、努力の賜物だぜっ

■ ゲキメーションって?
セル画やCGを用いた通常のアニメとはまったく異なり、作画したキャラクターの絵を切り取って、ペープサート(紙人形劇)のように動かして撮影を行っていく手法のこと。

『バイオレンス・ボイジャー』のあらすじは?

バイオレンス・ボイジャー サブ1
日本の山奥の村に住む、アメリカ人の少年ボビー。ある日、彼は数少ない友人のあっくんと飼い猫のデレクを連れて、親友のたかあきに会うために隣の村へ遊びに出かけた。その道中、娯楽施設“バイオレンス・ボイジャー”と書かれた看板を発見した彼らは、その看板に惹かれてその施設を目指すことに。

しかし、人里離れたその施設には、にぎやかなアトラクションのイメージとはほど遠い、寂れたムードがこびりついていた。おまけに、施設の運営者である中年男は見るからに気味が悪いではないか。なにやら嫌な予感・・・。

案の定、施設内に閉じ込められてしまったボビーは、そこで知り合った少女、時子を救出するため捨て身の闘いに身を投じるが、その行く手には想像を絶する運命が待ち受けていた!

味のあるキャラクターたち


本作に登場するキャラクターは、誰も彼もがユニーク! ゲキメーションだからこそ表現できるであろう、その味のある絶妙な表情にも、ぜひ注目していただきたいのです!

また、主人公ボビーの声を「魔法少女まどか☆マギカ」「ブギーポップは笑わない」などに出演する人気声優、悠木碧さんが務めるほか、VOCALOIDシリーズ初音ミクの音声データ提供でも知られる藤田咲さん、ココリコの田中直樹さん、サバンナの高橋茂雄さんなど、バラエティ豊かなボイスキャストも集結。

ほか「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「おそ松さん」などの小野大輔さんや、俳優だけでなく、ナレーター、映画監督としてマルチに活躍する田口トモロヲさんも! さらに、ナレーションを担当するのは、松本人志さんなのです。

イオレンス・ボイジャー サブ2 ボビー(右)、あっくん(左)、たかあき(左の写真の真ん中)

●ボビー(CV:悠木碧)
アメリカからやってきた金髪の少年。お絵描きや工作が大好きで、家に帰るといつも何かを作っている。日本語ペラペラ。

●あっくん(CV:高橋茂雄)
ボビーの親友。ボビーにとっては、もう一人の親友たかあき、飼い猫のデレク以外の数少ない友達。額に独特な形状のしわがある。瓜二つの弟、やっくんがいる。

●ジョージ(CV:田中直樹)
ボビーと共にアメリカからやってきたボビーの父親。とてもまじめで厳しい面もあるが、ボビーにとって頼りになる良き父親である。日本語ペラペラ。

●たかあき(CV:小野大輔)
隣町へと転校していったボビーとあっくんの親友。時子のボーイフレンド。時子と共にバイオレンス・ボイジャーで起こる事件に巻き込まれる。

●よし子(CV:藤田咲)
病弱で寝たきりのボビーの母。恐らく日本人。

●古池(CV:田口トモロヲ)
謎の娯楽施設“バイオレンス・ボイジャー” の運営者。

●猿吉じいさん
チンパンジーと同居している奇妙なおじいさん。

●カンジ
猿吉じいさんの同居人であるチンパンジー。

バイオレンス・ボイジャー サブ3 このロボットは敵か味方か!?

宇治茶監督インタビュー

バイオレンス・ボイジャー サブ4
さてさて、ここで宇治茶監督のインタビューを一部抜粋してご紹介しましょう。実は本作、すでに20を超える国内外の映画祭に出品され、アルゼンチンのブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭で審査員特別賞、カナダのファンタジア映画祭でアニメ部門の観客賞・銅賞を受賞しています。気になる海外上映時の様子なども、語ってくれていますよ。

——「ゲキメーション」の魅力とは?

宇治茶監督:思い通りの絵さえ描ければ、低予算の自主制作映画では実現不可能な規模の構想も具現化することができるのが強みです。CGを使わずに、どんな化け物も、どんな空間も用意できます。

——娯楽施設バイオレンス・ボイジャーは、何か参考にした施設があるのでしょうか?

宇治茶監督:根底には『ジュラシック・パーク』や『ウエスト・ワールド』、江戸川乱歩の『パノラマ島奇談』や『孤島の鬼』があり、それを「探偵ナイトスクープ」のパラダイス的な規模でやったらおもしろいんじゃないか? というのが発想のスタート地点だった気がします。

——見たことのないキャラクターが多数登場しますが、どうやって作り上げていくのですか?

宇治茶監督:そこら辺に転がっているものを、なんとなく組み合わせていろんなパターンをらくがき感覚で描いてみます。その中から気に入ったものを選びます。例を挙げるとすれば、本作に登場するロボットの頭は、むかし姉から譲り受けたMDコンポの形がベースになっています。

——本作のテーマはズバリ?

宇治茶監督:毎回特に決めていませんが、あえてテーマを与えるとすれば「自立」ですかね。

——本作はすでに約20の世界各国の映画祭に出品して好評です。海外の反応は?

宇治茶監督:日本での上映よりも海外での上映の方が、お客さんと一緒に観ていて反応が直接伝わってきやすい印象です。すべての上映に行っているわけではないので、もしかしたら評判がよくない国もあるかもしれませんが、僕が上映に参加させていただいた映画祭ではみなさんとても楽しんでいただけたようです。

——どの国(地域)の反応が良かったですか?

宇治茶監督:昨年4月、『バイオレンス・ボイジャー』を世界で最初に上映していただいたアルゼンチンです。最初から最後まで、「そんなに笑うとこあるか?」というくらいに爆笑の連続でした。ここでの上映があったから、こんなにたくさんの映画祭で上映していただけたのだと思います。フランスでの上映も反応が良かったです。技法的なものから重い内容の質問まで、興味津々にたくさん聞いてくださいました。

——本作で一番好きなシーンは?

宇治茶監督:猫が犬の耳を噛みちぎるところ。

——どんな人に観て欲しいですか?

宇治茶監督:どなたでも、ホラーっぽい描写に不快感を覚えない人にはぜひ観ていただきたいです。PG12ですが、本当は子どもたちにもたくさん観てほしい。

5/21(火)に先行上映舞台挨拶が決定!

5月21日(火)シネ・リーブル池袋にて田中直樹(ココリコ)・宇治茶監督登壇!

ご鑑賞のお客様には『バイオレンス・ボイジャー』バイオレンスなオリジナル・トートバッグをプレゼント!
令和元年に贈る新感覚ホラーの誕生をその目でお確かめください。

※『バイオレンス・ボイジャー』先行上映会のチケットの販売につきましては、
下記詳細をご確認ください。

【日時】
5月21日(火)
17:15開場/17:30舞台挨拶開始
※18:00頃より上映開始予定となります。

【場所】
シネ・リーブル池袋

【登壇者(予定)】
田中直樹さん(ココリコ)、宇治茶監督、安斎レオ プロデューサー

⇒先行上映の詳細はこちらhttps://ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/topics/2019/05142000_7364.html


作品情報はこちら


バイオレンス・ボイジャー ポスター


映画『バイオレンス・ボイジャー』は5月24日(金)より、シネ・リーブル池袋ほかにて公開です。

監督・脚本・編集・キャラクターデザイン・作画・撮影:宇治茶『燃える仏像人間』
制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー・A-toys/製作:吉本興業
配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー 宣伝:ブラウニー

声の出演:悠木碧|田中直樹(ココリコ)|藤田咲|高橋茂雄(サバンナ)|小野大輔|田口トモロヲ|松本人志(特別出演)
2018年/日本/ゲキメーション/カラー/83分/ビスタサイズ/PG12

バイオレンス・ボイジャー サブ6
STORY
日本の山奥の村に住むアメリカ人の少年ボビーは、友人のあっくんと飼い猫のデレクを連れて、村はずれの山に遊びに出かけた。その道中、娯楽施設“バイオレンス・ボイジャー”と書かれた看板を発見した彼らは、その看板に惹かれて施設を目指すことに。施設のアトラクションを堪能し、遊び疲れて休息していたところ、ボビーたちはボロボロの服を着た少女・時子と出会う。彼らはさらに、先客として迷い込んでいた村の子どもたちとも出会うが、謎の白いロボットによる襲撃を受け、子どもたちは次々と捕獲されてしまう。かくして、ロボットとの戦いに身を投じたボビーらを待ち受けていたのは、想像を絶する悪夢のような運命だった・・・。
公式サイトviolencevoyager.com
©吉本興業

 
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