ホラサスDAYS

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アナベル レビュー

『死霊館』の前日譚。実話を元にした超常現象映画の楽しみ方

実話を元にした超常現象映画の楽しみ方 実話を元にしたという映画の中で、超常現象を扱うホラーというのはその見方が難しい。まず事実を疑いたくなるからだ。すでに、実話を元にした『エクソシスト』や『悪魔の棲む家』の嘘が暴かれている今、ホラー映画ファンほど色々疑いたくなるのは当然だ。 また、かつてあった「撮影中に不可解な事故が起きた」な...

NY心霊捜査官レビュー

人々を魅了してやまない“霊”の存在を認めさせる実話ベースのエクソシズム

覗いてはいけない禁断の世界、だからこそ覗いてみたい 『NY心霊捜査官』は、いわゆる“悪魔祓い”の話である。 今までも、欧米のエクソシズムを題材にした映画は数多く制作されてきた。有名どころでいえば『エクソシスト』や『オーメン』『悪魔の棲む家』そして、昨年アメリカで大ヒットを記録した『死霊館』といったところか。スコット・デリクソン...

『放送禁止』は、映像を通じた作者からの“挑戦”である

『放送禁止』は、映像を通じた作者からの“挑戦”である

他のフェイク・ドキュメンタリーとは一線を画す自由な発想 あらためて言うまでもないが、1990年代はじめに生まれた、いわゆる“Jホラー”の最大の発明は伝統的な和製怪談映画の様式美に囚われず、実話を思わせるドキュメンタリー的なテイストを持ち込んだことにある。 小中千昭(『邪願霊』)、鶴田法男(『ほんとにあった怖い話』)らを始祖とし...

ハンガーZレビュー

本当に恐ろしくて醜いのは、ゾンビよりも人間である─。

熱狂的なファンのみならず、一般層にもずいぶんと定着した感のある「ゾンビ映画」というジャンル。 「死人が蘇って、生きている人間を食べようと襲ってくる」という基本的な前提はそのままに、いまやゾンビの感染経路や撃退方法、シチュエーションやエピソードなど、作品ごとに趣向を凝らしたさまざまな設定や描写が見られるようになった。 その様子は...

コワすぎ!

映像ジャンルの閉塞感を打ち破る、まったく新たなエンタテインメント

【白石晃士監督『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズ】 ホラサスDAYS編集部と以前からお付き合いのあるベテラン編集者の宇都宮秀幸氏。 長年、日本人なら誰もが一度は手に取ったことがあるであろうあの某有名雑誌や、映画関係の出版物に携わっている宇都宮氏なのですが、 実はかなりのコアなホラーファンという事実が判明。 「ちょっとそれ...

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