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DVD好評発売中!『ベイツ・モーテル』に宿る狂気とヒッチコックの意志!

 

ベイツ・モーテル
一番恐ろしいのは人間……

満を持してDVDが発売された、映画『サイコ』の前日譚を描いたドラマ『ベイツ・モーテル』。本作の主人公であり、『サイコ』では狂気の猟奇殺人鬼として登場した青年ノーマン・ベイツは、実在の殺人犯エド・ゲインをモデルにしています。エド・ゲインの凶行は現在でも語り継がれ、『サイコ』の他にも『羊たちの沈黙』や『悪魔のいけにえ』など多くのホラー映画に影響を与えたのです。

彼のような殺人鬼に限った話では無く、1800年代のロンドンを震え上がらせた“切り裂きジャック”を題材にした小説、映画もこれまで多く作られてきました。このことからもわかるように、昔から“猟奇殺人鬼”をテーマとした作品は、フィクション、ノンフィクション問わず人々の注目を集めているのです。下手なモンスターや幽霊よりも、身近にいる人間が一番怖いのかもしれませんね…!

猟奇殺人鬼をテーマとした作品は、映画ではアカデミー賞®5 部門に輝いた『羊たちの沈黙』をはじめ、シリーズ7 作まで作られた『ソウ』、貴志祐介の同名小説を元にした三池崇史監督の『悪の教典』など話題を集めたものばかりです。さらに名匠デヴィッド・フィンチャーは『セブン』『ゾディアック』『ドラゴン・タトゥーの女』といずれも猟奇殺人鬼を題材にした映画を幾度も監督しています。

そして勿論ドラマでも、『羊たちの沈黙』の前日譚である『HANNIBAL/ハンニバル』、主人公が警察の鑑識官にして悪人ばかりを狙う殺人鬼でもある『デクスター 〜警察官は殺人鬼~』などの猟奇殺人鬼モノが好評を博していて、このジャンルが如何に需要が高いのかを感じますね!

『サイコ』を含めた猟奇殺人鬼モノの作品は、犯人を得体の知れない人物として描くことで恐怖を煽るのが定番。本作中における演出の数々は、『サイコ』の生みの親である巨匠、アルフレッド・ヒッチコックの手法が活かされているのです!

ベイツ・モーテル
「ドラマとは、退屈な部分がカットされた人生である」

サスペンスの帝王、サスペンスの神様……幾つもの異名を持つ映画界の巨匠のひとり、アルフレッド・ヒッチコック。1899年にイギリスのロンドンで生まれ、1925年には『快楽の園』で映画監督としてデビュー。その後急速に台頭し、1940年よりアメリカに活躍の場を移してからも数多くの傑作を生み出しました。1958年の『めまい』、1963年の『鳥』、そして勿論『サイコ』もそのひとつです。

ヒッチコックは卓越した撮影、演出技法を駆使していて、スティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノといったビッグネームの監督たちがその影響を受けたことを明言しています。つまり、彼の生み出した技法の数々は、現在でも様々な作品の中に活きているのです!

ベイツ・モーテル
勿論それは『ベイツ・モーテル』にも息づいています。先が全く読めないスリリングな展開、あの有名な“シャワー・シーン”で見られるような緊迫感を煽る音楽や黒い影を強調した光の演出……本作の中でも色濃く表れているヒッチコックの“財産”です!また、『サイコ』にも登場した不気味な剥製やシャワールームも忠実に再現(『サイコ』で最も有名なシーンと言える“絶叫”シーンのオマージュも!)されていて、ヒッチコックの描いた世界を復活させようという意気込みが窺えますね!

ベイツ・モーテル
正に“ヒッチコックの意志を継ぐ”作品と言っても過言では無い『ベイツ・モーテル』。ホラーであると同時にひとりの少年の(狂気の)成長を描くドラマとしても楽しむこともできます。6月3日(水)からDVDがリリースされている掟破りの異色ドラマで、傑作『サイコ』の、そして巨匠アルフレッド・ヒッチコックの息吹を感じてみませんか?

『ベイツ・モーテル』6月3日(水)リリース
DVD-BOX:6,000円+税 ※レンタルDVD同日開始発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
『ベイツ・モーテル』公式サイト:http://www.batesmotel-tv.jp/?home
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