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【集団自殺、体感してみる?】『サクラメント 死の楽園』日本公開が決定

サクラメント死の楽園 人間が人間を食す映画『グリーン・インフェルノ』で、いま世間をブイブイ言わせているイーライ・ロス監督。

そんなイーライ・ロスが脚本・製作をつとめ、『V/H/S シンドローム』のタイ・ウェストがメガホンをとった、衝撃のドキュメンタル・ホラー『サクラメント 死の楽園』(原題:The Sacrament)が、11月28日(土)より日本公開することが決定しております。す、すごいぞ・・イーライ・ロス・・・・・・!

物語の題材となっているのは、1978年、全世界を震撼させたカルト教団“人民寺院”の信者による、集団自殺事件。教祖ジム・ジョーンズの指導のもと、914人にもわたる信者たちが一斉に自殺。9.11テロ以前ではアメリカ史上最悪の犠牲者を出し、いまなお語り継がれる恐るべき実話です。

この実話をモチーフに、イーライ・ロスが脚本を書いたというのが本作、『サクラメント 死の楽園』でございます。なんと、米ホラーサイト「FANGORIA」や「iHorror」では、2014年のホラー映画ベスト10にランクインするほどの評価を獲得しているんだとか!

注目するべきポイントは?


そんな本作の特徴のひとつとも言えるのが、全編 P.O.V.(=主観映像)で撮影されているというところ! これにより、観客は全員、集団自殺の事件現場に放り込まれた感覚に陥ってしまう・・・。カリスマであり、悪魔でもある教祖“ファーザー”の恐怖からは、誰も逃げられないのだ・・・・・・。

さらに、ジョー・スワンバーグ、AJ・ボーウェン、ケンタッカー・オードリーと『サプライズ』や『V/H/S シンドローム』などで知られる、ホラー映画になじみ深~い俳優陣が勢ぞろいしている点にも注目。彼ら3人は、信者たちの楽園「エデン教区」での集団生活を取材するため現地を訪れる、VICE社(実在する突撃潜入取材スタイルのメディア)のメンバーを演じています。

集団自殺が垣間見える予告編も・・・


さてさて、このほど解禁となった予告編では、彼ら3人が現地を訪れ、次第に教団の闇に触れていく様子が描かれています。昼間は、人種を問わず、みんなが仲良く暮らしている「エデン教区」。しかし、夜になると<ファーザー=お父様>によるお説教が・・・。<子供たち>と呼ばれる信者たちは、気味が悪いくらいに<お父様>の登場に歓喜。ひいい。

そして「終わりの時が来たのだ。本物の天国へ一緒に旅立とう。これが最後の聖餐(サクラメント)だ。」という<お父様>の一言で、地獄の集団自殺がはじまるのです・・・・・・。<地上の楽園>だったはずのエデン教区は、またたくまに<死の楽園>と化していく。そしてこの映画が終わるとき、あなたは、事件の恐るべき真相を目の当たりにするのだ・・・。

さあ、覚悟はいいですか? いったいどのような方法で、信者たちは命を絶っていくのでしょうか・・・、ぜひ注目して予告編をご覧くださいませ。


▼私を信じて


サクラメント死の楽園
映画『サクラメント 死の楽園』は、11月28日(土)より、角川シネマ新宿レイトショーほか全国公開です。(※『グリーン・インフェルノ』と同日公開だよ!)

監督:タイ・ウェスト
脚本・製作:イーライ・ロス

出演:ジョー・スワンバーグ|AJ・ボーウェン|ケンタッカー・オードリー|ジーン・ジョーンズほか
2013年/アメリカ/103分/シネスコ/デジタル/原題:The Sacrament/R15+

STORY
ある日、連絡が途絶えていた妹から奇妙な手紙を受け取ったパトリック。彼は過激な取材スタイルのVICE社のサムとともに、とある共同体へと潜入取材を敢行する。「エデン教区」と名付けられたその場所は皆幸せそうに暮らしており、妹も無事だった。彼女は、ここで豊かな生活ができるのは“ファーザー”のおかげだと話す。しかし、平和に見える<地上の楽園>だったが、不可解な空気が見え隠れし始める。彼らは取材を装い、妹を救い出そうとするのだが…。
©2013 SLOW BURN PRODUCTIONS LLC

 
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