今週のホラサス情報を、皆さまに！
今週は、６月６（土）より劇場公開のホラー・サスペンス作品３本と、ただいまDVDリリース＆レンタル開始のホラー・サスペンス作品５本をお届けします。

なお、16日（土）より、新宿のミニシアター“新宿シネマカリテ”にて開催中の映画祭「カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション」で、今週公開初日を迎える怖い映画は、“悪夢”と“金縛り”の真相に迫る新感覚ノンフィクション・ホラー『ザ・ナイトメア』です。〈※来週金曜（６月12日）までに公開を迎える作品〉

映画館ホラサス派のあなたに

■『アイズ』

「リング」「仄暗い水の底から」「貞子３Ｄ」などで知られる、人気ホラー作家・鈴木光司氏。本作は、鈴木氏の短編集「アイズ」の一篇である「しるし」を完全長編映画化したもの。

主人公・由佳里を演じるのは、人気アイドルグループ「乃木坂46」の伊藤万理華さん。そして、『×ゲーム』や『ビンゴ』の新鋭・福田陽平監督がメガホンをとっています。

山本由佳里は至って普通の女子高生。しかし、自分の住むマンションの表札に、何者かによってマーキングされた「F」の文字を発見したことから、由佳里の周囲では次々に不可解な出来事が･･･。友人の事故死、母親の自殺未遂、父親の失踪、見えるはずのない少女の幻覚･･･いったい彼女の身には何が？　そして、彼女を待ち受ける衝撃の真実とは？　


映画『アイズ』は６月６日（土）より、イオンシネマ板橋ほかにて全国順次公開。

© 2015「アイズ」製作委員会


■『エレファント・ソング』

映画監督・俳優・プロデューサーと、その活躍の場は多岐にわたり「何十年に一人の逸材」といわれる才能の持ち主、グザヴィエ・ドラン。そんな彼が自ら「この役をやりたい」と熱望し、俳優として挑んだサイコロジカル・スリラーが遂に公開です。

精神病棟を舞台に、謎の失踪を遂げた同僚を捜そうとする精神科医のグリーン（ブルース・グリーンウッド）と、同僚の姿を最後に見たという患者マイケル（グザヴィエ・ドラン）とのスリリングな会話劇が展開。マイケルは巧みな話術でグリーンを翻弄していきます。美男子がおじ様を手のひらでコロコロ転がす作品ってのは、どうしてこうも魅力的なのでしょう･･･。

筆者としては、グザヴィエ・ドラン監督が撮るホラー映画を観てみたい。いつかドロドロのホラー映画を撮ってほしいものです。怯える子犬のような彼を拝める『マーターズ』も、小声でおすすめしておきますね。


映画『エレファント・ソング』は６月６日（土）より渋谷アップリンク、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開。

公式サイト：http://www.uplink.co.jp/elephantsong/
© Sébastien Raymond


■『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ！ FILE-01 恐怖降臨！コックリさん』

白石晃士監督による前代未聞のホラーシリーズ『戦慄怪奇ファイル コワすぎ！』が、今年４月に遂に完結･･･。そこで、満を持して登場した新シリーズ『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ！』の第１弾、それが本作でございます。

しがない映像制作会社のディレクター工藤、アシスタントの市川、そしてカメラマンの田代。彼らは都市伝説・心霊現象などを取材・調査する「戦慄怪奇ファイル コワすぎ！」というDVDを発売していたのですが、さらに売上を伸ばすため、シリーズを「超コワすぎ！」と改め勝負に出ることに。そして、その第１弾の取材対象となったのが「コックリさん」。工藤たちは、早速その取材へと向かうのですが･･･。


映画『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ！ FILE-01 恐怖降臨！コックリさん』は６月６日（土）より、渋谷アップリンクにて公開。

公式サイト：http://www.albatros-film.com/movie/cho-kowasugi/
© 2015ニューセレクト



おうちホラサス派のあなたに

さて、今週は「観たかったあの作品も！　この作品も！」良作が怒涛のリリースを迎えておりますので、ざざっと一気にご紹介していきたいと思います。

■「お腹を抱えて笑おう」

◎『インド・オブ・ザ・デッド』

公開時には日本（の一部）にインド旋風を巻き起こし、各地の劇場を爆笑の渦に巻き込んだ笑撃作！　どうしようもない３人衆の、どたばたゾンビ初体験ムービー。

なんとDVDには、「ババの魔法のクサ」「ようこそ！」などの劇中曲が一発で聞けてしまう「ミュージック・チャプター」機能も搭載しているんだとか。さらに、公式サイトで解説している《一時停止しないと気付けない衝撃の小ネタ》も併せて観てみると、もっと楽しめること間違いなし！

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◎『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』

2014年、世界中の映画ファンが集う国際映画祭において「観客賞」を総なめ！　現代社会でゆる～い共同生活を送るヴァンパイアの日常を、面白おかしく描いたコメディ。

ヴァンパイアのヴィアゴ（379歳）、ディーコン（183歳）、ヴラド（862歳）、そしてピーター（8000歳）。４人の気ままで優雅な共同生活に、大事件が勃発！　ピーターが人間の大学生ニックをうっかり甘噛み、ヴァンパイアに変えちゃった･･･。さらに、シェアハウスには人間が入居？　さあ、あなたも共同生活にカモン！

■「恐怖に立ち向かうヒロインを堪能しよう」

◎『REC／レック４ ワールドエンド』

謎のウイルスに脅かされる人々の壮絶なサバイバルをP.O.Vスタイルで描き出し、世界中にトラウマを刻み込んだスペイン産パニック・ホラー『REC／レック』シリーズ、待望の新作であり完結編。

物語は『REC／レック２』のラスト・シーン直後からスタートし、舞台はバルセロナを飛び出して海上の密閉空間へ。世界中を感染パニックに陥れ、拡散＆増殖を繰り返してきたシリーズははたしてどのような結末を迎えるのか？　『REC／レック１』『REC／レック２』の主人公、アンヘラちゃんが再びカムバックなのもみどころ。

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◎『ジェサベル』

『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』シリーズのジェイソン・ブラムが製作、そして『ソウ６』『ソウ ザ・ファイナル３Ｄ』のケヴィン・グルタートが監督を務めた話題作。

事故で夫とお腹の子を失ったジェサベルは失意の中、父が暮らす旧家に戻ります。そこで亡き母が残したビデオテープを発見したことから、不可解な現象に襲われ始め･･･。ヒロインを演じる白くてムチムチなサラ・スヌークが、謎の黒い液体まみれで逃げまどう姿にゾワッ！

■「人間の狂気に触れよう」

◎『オオカミは嘘をつく』

第18回釜山国際映画祭にて、クエンティン・タランティーノ監督が「今年のナンバーワンだ！」と大絶賛した、イスラエルの新鋭監督コンビによるバイオレンス・スリラー。

森の中で起こったある凄惨な少女暴行殺人事件。その事件を追う刑事ミッキ、最重要容疑者とされた教師ドロール。そして犠牲者である少女の父親ギディ。物語は徐々に取り返しのつかない方向へと進み、３人の男たちは破滅へと向かいます･･･。そして最後の１カットに、あなたは裏切られることでしょう！

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以上の素敵な作品たちは、ただいまリリース＆レンタル開始中でございます。ご気分に合わせて、チョイスしてみてくださいね。