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世界を虜にする若き天才、グザヴィエ・ドラン出演作が日本公開!

エレファント・ソング 映画界でいま最も注目を集める美しき若き天才、グザヴィエ・ドラン―。

映画監督、俳優、プロデューサーと、その活躍の場は多岐にわたり「何十年に一人の逸材」といわれる才能の持ち主。世界の視線をひとり占めにする、カナダ出身弱冠25歳の若き天才、グザヴィエ・ドランが出演するサイコロジカル・スリラー映画『エレファント・ソング』の日本公開が決定。6月に新宿武蔵野館、渋谷アップリンクほか全国で順次公開される予定です。

いま最も注目される若き天才グザヴィエ・ドラン。監督だけに留まらず、俳優としても評価の高い彼が脚本を読んで「マイケルは僕だ。この役を僕に演じさせてほしい」と出演を熱望したという。
ドランの前作『トム・アット・ザ・ファーム』と同様に、戯曲を原作とする心理劇で、人々を翻弄しつつも痛々しいまでに愛を求める青年マイケルをグザヴィエ・ドランが熱演。
『スター・トレック』のパイク提督役でも知られ、アトム・エゴヤン監督作品の定連でもあるカナダの名優ブルース・グリーンウッド、『マルコヴィッチの穴』『カポーティ』で2度のアカデミー助演女優賞にノミネートされたキャサリン・キーナー、『マトリックス』で脚光を浴びたキャリー=アン・モスなど、名立たる名優たちと共に緊張感あふれる会話劇を展開し、俳優としての底力を見せつけた。

引用元:映画『エレファント・ソング』公式サイト

今まで『わたしはロランス』『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『トム・アット・ザ・ファーム』と、監督作が続々と日本公開。その中では監督のみならず、自ら主演を務める作品もありました。それに対し、本作は演じることだけに専念。さらにグザヴィエ・ドラン自ら「この役をやりたい」と熱望したというだけあって、その演技にはとても期待が高まりますね。

ちなみに彼、伝説のフレンチスプラッター・ホラー『マーターズ』にも出演しています。パスカル・ロジェ監督の監禁・皮剥ぎ問題作。肉体的にも精神的にも攻めてくるこちらの作品は、その過激な暴力描写で世界各国の映画祭を震撼させたそうですよ。

こちらでの彼の役どころはというと、狂ったネエチャンに皆殺しにされる家族の一員、息子アントワン役です。出演時間は約5分30秒。そのシーンがなかなかいい。緩急の付け具合にグッときちゃったりするのです。彼は、まさに怯える子犬のような表情をみせてくれています。が、そうやすやすと人にお勧めできる作品ではないところが残念・・・。(責任は取れないけれど、気になる方は観てみてね)

映画『エレファント・ソング』は、2015年6月より新宿武蔵野館、渋谷アップリンク他にて全国順次公開!
エレファント・ソング 監督:シャルル・ビナメ
脚本:ニコラス・ビヨン
撮影:ピエール・ギル
編集:ドミニク・フォルタン
出演:グザヴィエ・ドラン『トム・アット・ザ・ファーム』|ブルース・グリーンウッド『スター・トレック』|キャサリン・キーナー『カポーティ』|キャリー=アン・モス『マトリックス』|ガイ・ネイコルム・フィオールドン ほか

2014/カナダ/100分/シネマ・スコープ/DCP/配給・宣伝:アップリンク

STORY
謎の失踪を遂げた同僚を捜そうとする、精神科医のグリーン(ブルース・グリーンウッド)。彼は同僚の姿を最後に見たという患者マイケル(グザヴィエ・ドラン)から、詳しい話を聞くことにする。象に異常な執着を見せる彼と対面し、失踪事件を解決する手掛かりをつかもうとするグリーンだったが・・・。
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/elephantsong/#about
© Sebastien Raymond




グザヴィエ・ドラン

1989年3月20日、カナダ・ケヴェック州生まれの25歳。6歳のころより映画、テレビドラマやCMなどに出演する人気子役だったグザヴィエが(実はフランス語版『サウス・パーク』のスタン役の声の吹替はグザヴィエなのだ)、17歳のときに自ら書いた脚本を19歳で監督として完成させたデビュー作『マイ・マザー』(09)が、いきなり第62回カンヌ国際映画祭・監督週間部門に選ばれ、世界の映画シーンに鮮烈なデビューを果たし、長い間若手の天才不在と言われた映画界に衝撃を与えた(ドラン20歳)。同作は「若者の視点賞」(Regards Jeunes Prize) を始めC.I.C.A.E. Award、SACD Prize (Directors’ Fortnight) を受賞した。

翌年、脚本・監督・主演した『胸騒ぎの恋人』(10)が第63回カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式招待され、再び「若者の視点賞」(Regards Jeunes Prize) を受賞。映画祭ディレクターからは「非常にエキサイティングな新世代の一人」と称され、将来が約束された監督として、早くもカンヌの常連監督へとスターダムを駆け上った(ドラン21歳)。続く『わたしはロランス』(12)は、カンヌのコンペ選出確実と高い下馬評だったにもかかわらず、第65回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門への招待に留まった。記者会見では「選考委員の基準に見合わなかったのであれば、とても残念です」と正直な心情を吐露し話題になったが、いざ作品が上映されるとその手腕が高い評価を得て、主演女優のスザンヌ・クレマンが「ある視点」部門で最優秀女優賞を受賞するに至った。

これまでの3作は、セルフ・ポートレイトに近い人物描写にこだわってきたドランだったが、4作目となる『トム・アット・ザ・ファーム』(13)は、自身のオリジナル・ストーリーではなく初の舞台演劇のアダプテーションに挑戦。第70回ベネチア国際映画祭のコンペ部門に出品され、国際批評家連盟賞を受賞。その翌年、監督デビューの地、そして自分を見いだしてくれたカンヌにこだわり続け、走り続けた5年間の集大成とも言える5作目『Mommy/マミー』が、ついに第67回カンヌ国際映画祭のメインコンペティション部門に選出され、初コンペで「審査員特別賞」(Grand Jury Prize)を受賞した。審査員長を務めたジェーン・カンピオン監督の『ピアノ・レッスン』を見て育ったというドランは、コンペ常連で83歳のジャン=リュック・ゴダール監督の『さらば、愛の言葉よ』とのW受賞だったこともあり、「ベテランから若手へとバトンが渡されたかのような記念すべき年」、「カンヌの新しい夜明け」と誰もが目を見張った。世界中の映画人の心を動かした受賞スピーチは、「今年の授賞式の中で最も感動的だった」と評され、大きな話題となった。

今ハリウッドで最もホットな女優ジェシカ・チャスティンを主役に据えた初の英語映画『The Death and Life of John F. Donovan』(原題)の脚本を書き終え、春先からの撮影に向けて準備中のドラン。ハリウッドを舞台にセレブリティの日常、マスメディアの洗脳を暴くサタイア(皮肉)・コメディで、チャスティンは、悪魔のような超悪役として、ゴシップ雑誌の女性編集者を演じる。相手役のセレブリティを演じるのは、キット・ハリントン。競演はスーザン・サランドン、キャシー・ベイツと豪華な顔ぶれだ。撮影はモントリオール、ニューヨーク、マイアミ、イギリス、東欧諸国と、予算も含めいよいよ世界規模の映画製作へと乗り出す。

こうしてデビュー以来、一歩一歩、着実に映画の頂点を目指し超スピードで進化し続けるグザヴィエ・ドラン。2015年はいよいよ映画の聖地、ハリウッドへの挑戦が始まる、ドランのセカンド・ステージ元年となる。

引用元:映画『Mommy/マミー』公式サイト

グザヴィエ・ドラン監督作、映画『Mommy/マミー』が4月25日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開。

公式サイト:http://mommy-xdolan.jp/
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