ホラサスDAYS

ハーレイくん来日舞台挨拶「NYにいるセイウチは口笛を吹くんだよ!」

Mr.タスク 「こんばんは、ハーレイ・ジョエル・オスメントです。今日は見てくれてありがとう! テンキュー!」

可愛らしいセイウチのぬいぐるみを片手に、さわやかな笑顔で登場したのは・・・・・・ゆるキャラ? ・・・ではありません。『シックス・センス』『A.I.』などの名子役で知られ、一世を風靡した俳優ハーレイ・ジョエル・オスメントくんです!

自身の出演映画『Mr.タスク』PRのため、先月6月に、実に11年ぶりとなる来日を果たしたハーレイくん。新宿シネマカリテにて行われた、本作のジャパンプレミア舞台挨拶にも出席し、日本のファンと交流を深めました。そんな、ハーレイくん来日舞台挨拶の様子をおさめたオフィシャルレポートが到着しましたので、みなさまにお届けします。


映画『Mr.タスク』とは・・・
「人間をセイウチにしたくてたまらない」セイウチ大好きおじいさんが、何の罪もない青年をセイウチ人間に改造してしまう・・・という前代未聞のセイウチ・ホラー・エンターテインメント

■ 監督は、アメリカの人気コミック作家として活躍するケヴィン・スミス

■ 悲運に見舞われる主人公・ウォレスを演じるのは『スペル』『ダイ・ハード4』のジャスティン・ロング

■ セイウチに執心する老人に『キル・ビル』シリーズなど、クエンティン・タランティーノ組でお馴染みのマイケル・パークス

ジョニー・デップ、そして愛娘リリー=ローズ・メロディ・デップも出演してるよ

■ ハーレイくんが演じるのは、ウォレスの友人であり、一緒にポッドキャストを運営する“オタク青年テディ”

Mr.タスク ▲オタク青年テディを演じるハーレイくん

あたたかい拍手でむかえられ「今日は見てくれてありがとう!」と、元気よく登場したハーレイくん。司会者から、本作について尋ねられると、「人間がセイウチになる斬新なストーリーは、ケヴィン・スミス監督しか思いつかないコンセプトだと思います」「彼が監督するならパーフェクトな作品になると思いました」と、監督を絶賛し「ジャスティン・ロングがセイウチになった姿を見て、もし僕がセイウチに配役されていたら・・・と考えたら怖くなりました」「セイウチにはセイウチにしかない、ユニークな怖さがあると思います」と、“セイウチ”の恐ろしさについても熱弁を披露しました。

さらに、大ファンだというジョニー・デップとの共演について聞かれると「彼の特殊メイクなど細かいところを近くで観察できて、とても勉強になりました」と、共演できたことが本当に嬉しかった様子。

また、俳優業をセーブしていた時期のことについては「NY大学で実験演劇を勉強していました。2011年に卒業して、2013年の末に『Mr.タスク』の撮影をして・・・。また映画に出演できることを楽しんでいます。」と語り、今後の俳優業への意欲をみせてくれました。ハーレイくんの俳優としての活躍に、今後も期待できそうですよ・・・・・・!


ハーレイくんの一問一答
Q:ジャスティン・ロングのセイウチ姿を見たときの表情が、とても真に迫った演技でしたが、実際にはセイウチを見ずに演技に臨んだのですか?

A:そのシーンは非常に難しいシーンでした。というのもほとんどセイウチのシーンの撮影は終わっていて、ジョニー・デップのスケジュールがいつ空くか分からず彼のスケジュールを待っている状況で、ある程度記憶に頼らなければならなかったんです。けれど、(セイウチの姿は)一目見るとなかなか忘れられない強烈な姿ですし、撮影場所もノースカロライナのうち捨てられたような場所で、セイウチの頭が転がっているような現場だったので、とても怖さはありました。そういった状況の中で再び演技をしなければならないので、僕にとっては一番難しいシーンのひとつでしたね。

Q:演じてみたら面白そうな動物はいますか?

A:動物を勉強していたこともあって、動物をみていると触発される部分もあるのですが、セイウチは嫌ですね(笑)動物で唯一考えられるのは、飛ぶ力があるといいなと思うので鳥かな。

Q:セイウチを見に日本の水族館には行かないのですか?

A:オフの時間にチャンスがあれば見に行きたいですね。NYの水族館にもセイウチがいるんです。実際にセイウチを見ると、すごく不思議な動物で・・・。NYの水族館にいるセイウチは、口笛を吹くんですよ!

Q:日本でやりたいことはありますか?

A:前回お相撲を見るのが楽しかったので、また見に行きたいです。早起きできれば、築地の魚市場にも行きたいです。

Q:冒頭のポッドキャストシーンでジャスティン・ロングとの掛け合いが、エンディングロールで監督と相方の人との感じにすごく似ていたのですが、そこは意識されたのですか?

A:そうですね。そこはとても意識していました。
ケヴィン・スミスのポッドキャストの生放送もいくつか聞きに行きました。4時間くらい朝の5時まで続いて、途中で僕は飛行機に乗らないといけなくなっちゃって・・・ということもありました。

Q:11年ぶりの来日ですが、11年前と東京は変わりましたか?

A:東京というのは、アメリカとは全く違う大きな都市だなと思います。前回来たときにはなかった新しい部分がたくさんあるので、明日のオフにいろいろ歩いてみたいと思います。東京はデジタルがとても発達していてWi-Fiがどこでも通じるので、自分の携帯で地図を見て歩いてみたいですね。

Q:そろそろお時間ということで、最後に一言ご挨拶お願いします

A:みなさん、今日は映画を観てくださってありがとうございます。今度は11年も間を空けないで、またすぐ来日したいと思います。みなさんすごく優しく接してくださってありがとうございます。


最後までファンへの心遣いを忘れない、とっても優しいハーレイくん。今後の出演作にも期待したいところですが、まずは本作『Mr.タスク』で最新のハーレイくんをチェックしましょう!

映画『Mr.タスク』は、7月18日(土)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイント(レイト)ほかにて公開です。



監督・脚本:ケヴィン・スミス  
出演:ジャスティン・ロング|マイケル・パークス|ハーレイ・ジョエル・オスメント|ジェネシス・ロドリゲス ほか
2014年/アメリカ/102分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/PG12/字幕監修:高橋ヨシキ

STORY
ポッドキャストを運営するウォレス・ブライトンは、取材でカナダを訪れる。とあるバーに立ち寄ったとき、航海の話を聞いて欲しいという元船乗りの老人がいることを知り、彼の家を訪ねることに。老人はハワード・ハウと名乗り、手厚いもてなしを受けるウォレス。ハワードが体験した壮絶な航海の話を聞きながら紅茶に手を伸ばすが、それには睡眠薬が含まれていて、たちまち気を失ってしまう。目が覚めると車椅子に縛り付けられており、さらには足の感覚がなく、パニックになるウォレス。そこでハワードは「これから君はセイウチになるんだ。“Mr.タスク(ルビ:キバさん)”」と告げる。連絡が途絶えたウォレスを心配して友人のテディと恋人のアリーは、とある人物と協力し、彼の追跡を始める―。
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