M.R.ケアリーによるSF小説「パンドラの少女」を、著者自身が脚本を手掛け実写化したSFスリラー『ディストピア パンドラの少女』。
7月1日(土)より新宿バルト9ほかにて全国ロードショーが決定しておりますが、早くも海外の映画祭では、その特異なビジュアルといままでにない世界観で称賛を浴びた話題作でございます。
『ディストピア パンドラの少女』のあらすじは?
真菌のパンデミックにより感染した人間は思考能力をなくし、生きた肉のみを食す“ハングリーズ(飢えた奴ら)”と化した近未来。生き残ったわずかな人々は、安全な壁に囲まれた基地で暮らしていた。そこでは、ウィルスと共生する“二番目の子供たち(セカンドチルドレン)”が集められ、彼らからワクチンを作り出そうと研究が進んでいる。セカンドチルドレンは、ウィルスに感染しながらも思考能力を持ち続ける、見た目は普通の子供たちと変わらない、まさに“生きながら死んでいる存在”だ。ある日、その子供たちの中に、特別な知能をもった奇跡の少女メラニーが現れる。
メラニーは、「自分ならハングリーズに狙われない」との理由から、人類を救うため立ち上がるが・・・。果たして彼女は人類の希望となるのか、絶望となるのか?
ハングリーズって、なんだろう?
ここで、気になる“ハングリーズ”の実態についてみていきましょう。ハングリーズの特徴は・・・
・タイワンアリタケの突然変異による菌が、体内に入ったことで感染。感染者の体液によっても感染する。
・思考能力はなく、生きた肉のみを食す。
・普段は動かず木のように立ち尽くしているが、音や生き物の匂いで覚醒し、捕食に走る。
・徐々に皮膚が白く、まるで木の皮のように変化していき、最後は体内から芽が生え樹木となり、実をつける。
→その実が割れるとヤバイらしい
ふむふむ。「樹木になるまで待ってれば襲われないじゃん、ラッキー」なんて思いきや、なんだかヤバイ実が生えてくるらしいのです。イヤな予感しかしない。
主役は奇跡の新人
監督を務めるのは、大ヒットドラマ「SHERLOCK シャーロック」シリーズ、「三の兆候」(シーズン3・エピソード2)のコーム・マッカーシー。主人公のメラニーを演じたセニア・ナニュアは、500人を超えるオーディションから選ばれ、シッチェス映画祭で女優賞を獲得したほか、英国インディペンデント映画賞、ロンドン批評家協会賞、エンパイア賞などで新人賞にノミネートされたスーパールーキーなのだ!!!!!
また、『ハッピーボイス・キラー』で見事な生首っぷりを披露したジェマ・アータートンや、大女優グレン・クローズが脇を固めているのも要チェックです。
ホラー好きがグッとくる予告編
さてさて、そんな本作より、このほどスペシャルな予告編が到着いたしました。なんでもホラー好きへ向けた内容となっているそうで、襲い来るハングリーズの姿や、ヴェェェェェヴェェェという彼らの声にならない声もバッチシ収められていますよ。ホラサスDAYSでは、一般解禁に先駆け、一足早くお届けいたします。それでは、どうぞ。
作品情報はこちら
映画『ディストピア パンドラの少女』は、7月1日(土)より、新宿バルト9ほかにて全国ロードショーです。
監督:コーム・マッカーシー 脚本:マイク・キャリー
出演:セニア・ナニュア|ジェマ・アータートン|グレン・クローズ|パディ・コンシダイン
提供:クロックワークス、キングレコード 配給:クロックワークス
2016年/イギリス アメリカ/111分/PG12
公式サイトpandora-movie.jp
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